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​ Options

Ayers Japan  Custom Order Options​

Ayersのカスタムオーダーに新しい3つのオプションが加わりました。​

  1. オーバートーン・システム

  2. 日本職人仕上げ

  3. シェラック下地+NCラッカー仕上げ塗装

1、OTS オーバートーン・システム

​ 豊かな倍音 心地良い鈴鳴り

 

 ストラディバリという数億円のバイオリンの名器は一般のバイオリンに比べて倍音(Overtone)が豊かだと言われています。アコースティック・ギターで豊かな倍音を感じられるものは、数あるギターの中でも一部の手工品を除くとマーチンの45,42シリーズのみです。


 豊かな倍音の入ったギターは演奏者も非常に心地良く、コードのハーモニーも美しく、単音でも太く厚みがあり、鈴鳴りという表現がぴったりです。この音に慣れると倍音なしの音に戻れないほど魅力があります。Ayersでは長年にわたる研究の結果ついにギターに倍音を入れる事に成功いたしました。

 倍音についてもっと理解を深めたい場合はこちらのブログもご覧ください。

​ 音を聴きたい場合はこちらも参考にどうぞ

YouTube  豊かな倍音、心地よい鈴鳴り

OTS オーバートーン・システム 再生リスト

 ギターが倍音を含んでいるかどうかは次の実験で簡単にわかります。1弦を弾いた際にその音の変化に注目します。弦の基音の音量がただ減衰するだけでしょうか? それとも、約1秒前後に基音の他にオクターブ上の音が聞こえて来るでしょうか?

 オクターブ上の音が聞こえて来るなら倍音が入っているギターと言えます。カスタムギターでは、このオーバートーン・システム(OverTone System:OTS)を搭載する事が可能になりました。そのサウンドは煌びやかな高音から厚みのある低音まで、美しく響き合います。その違いは動画にてどうぞご覧ください。

 音色の煌びやかさ、厚み、ハーモニーの響き、音の揺らぎ、リバーブ感などオーバートーン・システム搭載の倍音のあるAyers カスタムによりあなたのギター演奏はより楽しくなる事でしょう。

フィンガースタイルにおいては、OMボディは低音から高音まで最もバランスが良いと言われます。

​OTSオーバートーン・システム搭載のOMギターであればギターの練習そのものが楽しい時間となります。

2、日本の職人による​フレット仕上げ

 

 Ayersギターの外観の美しさは多くのギター愛好家、楽器店スタッフからも称賛を頂いて来ました。世界のいろんなギター工場を訪問し痛感する事は指板、フレットの仕上げ及びナットとサドルの調整に関しては日本の職人の仕上げレベルは極めて高いという事です。


 これには民族性が関係していると思われます。エンジンや精密機械を開発する点で世界的に優れた日本の技術は、完璧を追求する日本の民族性と関係が大きいと思われます。

 また、工場と手工の違いも存在します。ギター工場ではギターを出荷する事が目標であり、手工ギターは時間をかけて完璧さを求めます。具体例で説明しますと、新品のフレットは高さが1.1ミリあります。出荷が目標の工場ではフレット全体を擦り合わせて解決する事になります。
 

 しかし、日本の職人はどれだけフレットの高さを残せるか?を考えます。そのために弦を張った時のネックの状態を見極め、時間をかけて思考し作業します。それはまさに知識とスキルがある、日本の職人がなせる技であります。

 エアーズカスタムギターのオプションとして、フレットの仕上げを日本国内の職人の手によって行う「日本職人仕上げ」をご選択いただけます。一味違う職人の仕上げにより、カスタムギターをより良いものにすることができます。

3、シェラック下地+NCラッカー仕上げ塗装

 

 マーチンやGibsonのギターは一貫してニトロセルロース・ラッカー(Nitrocellulose Lacquer)系塗料を採用しています。その理由は音質向上のためです。日本の手工ギターもほぼ例外なくラッカー系塗装と言えます。
 それに対してテイラーを初めラリビー、フォルヒなどはPU(ポリウレタン)系塗料を採用しています。

 NCラッカーかPUポリウレタンか? 音質の良さはNCラッカーですが、塗装の強さはP Uです。ラッカーのメリットとデメリットを表にしてみました。

※1ラッカーでも塗装の厚い場合とPUでも薄い場合では薄い方が音質は抜けの良さを感じられます。

※2 塗装には大きく分けて3種類あります。艶出し、艶消し、オープンポア。オープンポアが最も薄く、次に艶消しが薄く、艶出しの順になります。音質を最優先する場合には、薄い塗装が有利です。

※1 簡単に言えば音を取るか?価格と便利さを取るか?という問題になります。
※2 ボルトジョイントで繋ぎのネック材にカーボン補強などのギターの場合NCとPUの音の差があまり目立たないという場合もあります。反対にAyersなどのダブテイル・ジョイント、ワンピースネック材の場合は塗装の品質と厚みに敏感に反応し、容易に音の違いを聞き分けられます。

シェラック塗装(フレンチポリッシュ)

 高級クラシックギターの塗装はほとんどがシェラックです。薄い塗膜を重ねるため、NCラッカーが8-10回塗装するとしたら、シェラックだけで仕上げる場合40回ほどの回数が必要になり、時間とお金がかかります。

シェラック下地を手塗する。

 そして、その塗膜が柔らかいために軽くぶつけてもすぐに傷がつく弱さがあります。しかし、音質は最も良いと言われます。

 さらに、杢目の見える視野角度を広げるバイオリンのニスをシェラック塗料に混ぜたものがあります。
 例えば5Aのフレイム・メイプルの虎目は角度により見えたり見えなかったりします。それをこの塗料を下塗りする事でどの角度から見ても虎目が見えるようになり、杢目の迫力が大きく増します

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左はPU ポリウレタン、右はシェラック下地にNCラッカー仕上げ

シェラック下地がない場合、杢目が見える視野角度が狭く、ある角度では虎目が見えるが、ある角度では見えにくい。

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シェラック下地にNCラッカー仕上げだと、どの角度でも虎目が綺麗に見え、海岸の波のような深みがあり、ギターの存在感が違う。

 このシェラック塗料を下塗りに使い、その上にNCラッカーで仕上げる事で音の良さ、杢目の美しさ、塗装の強さを得る事が出来ます。

上記のオーバートーン・システムと日本の職人による仕上げ、シェラック下地にN Cラッカー塗装、これらを今後のAyers カスタム・ギターにはオプションとして設定いたします。